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安倍晋三さん銃撃事件

この人が、こんな形で亡くなるとは、全く想像しなかった🥺

ただでさえ、日本で政治家の命を狙う事件ってほとんど無いのに、その犠牲者が、うちの息子たちでさえ名前覚えちゃった長期政権の元首相とは。

映画でも見ているみたいに信じられなかった。

 

最初は無差別殺傷事件の犯人のような、妄想に駆られた犯行かと思ったけど、すぐに、容疑者の母親が特定の宗教団体を信仰していて、関係している安倍晋三さんを狙おうと決めていたという供述が報道された。

 

特定の宗教団体、すぐに統一協会かとピンときた。

ネット上でよく見ていた話だったから。

最近ではNHK党がよく言っていた。

でも、私は単なる陰謀論のようなものだと受け止めていた。

なぜなら。私の世代では90年代に統一協会は世間を騒がせて、高額献金とか集団結婚式とか、カルト臭しかしない団体だったから。

 

さすがに、常識的に自民党がこんな宗教を支援するはずないでしょ、と思っていた。

 

ところが…

 

この事件の後の統一協会の会見、それに反論する形での全国霊感商法対策弁護団の方々の会見を見て、自民党は私の常識では計り得ない人間の集まりなんじゃないかと驚いた😨

 

確かに、桜を見る会のあの政治の私物化やら、前夜祭に関しては安倍さんが国会でウソの答弁をしていたことがボロボロボロボロ後から露呈したり。

子どもの給食マスクにすら使えなかったガーゼ製のアベノマスクを日本全国に配るという愚にもつかない発想など、、何かと呆れる言動もしてくれたけど。

 

さすがに、統一協会とすら平気で関わってきたというのは、国民の代表たる議員になるべき資質ではなくないか😓

 

事件以降、統一協会自民党議員との関わりはネット上でいくらでも情報が拾える。

GHQレッドパージを機に、統一協会と安倍さんの祖父の岸元首相で勝共連合を日本に作ったとか、統一協会が日本での活動を保護してもらう目論みで与党である自民党議員に積極的に近づき、議員の方では信者が無償で選挙運動を頑張ってくれるから受け入れてきたとか。

自民党議員の秘書に統一協会の信者が雇われていたほどの関わりらしい。そしてその斡旋は、安倍晋三さんの父がやってたそうだ。

 

逮捕された山上容疑者は、父親が自死して、それ以降に母親が統一協会にのめり込んだらしい。

父親の死亡保険金も母親の実家の財産も教団に寄付し、更に毎年のように100万単位で寄付してきたそうだ。

寄付のお金を作るため借金までし、遂には自己破産せざるを得なかったとか。

母親がここまでやれば、家庭が崩壊するのもわかる。

私はギャンブル依存やアルコール依存のため多額の借金を抱え、家族を巻き込んだ人に仕事で会ってきたから。

母親は自己破産した後も信仰をやめなかったそうだから、この母親の行動が山上容疑者自身のメンタルや人生に影響し続けたのだろう。

 

弁護団の会見や、他の番組で実際に被害者が証言しているように、家族が統一協会に洗脳されたために家庭が崩壊し、多額の献金で家が貧しくなり苦しい思いをしている信者の子どもは実際にいる。山上容疑者だけが特殊なのではない。

 

そして、霊感商法対策弁護団の会見によると、弁護団は被害の深刻さを訴えて、自民党議員と統一協会との関わりや、議員が教会やその関係団体に祝辞を送るなどの行為を慎しむように、自民党議員に申し入れもしてきたそうだ。

 

この弁護団からの訴えを自民党議員たちはどう受け止めていたのだろう。

被害に遭っている人たちは自己責任なの?

国が宗教法人の認可をした団体が、強引な手法で信者から金を集めて、生活を破綻させ、裁判所がそれを事実と認定しているのに、国会議員として、そういう協会を問題視しないの?

 

政治家、殊に安倍晋三さんは与党議員で総理も務めた人だ。

統一協会による国民への被害を深刻に受け止めて、何かしら救済措置をとろうという意識があれば、山上容疑者のような人が救われたはずなのだ。

何の問題意識も感じなかったどころか、広報誌に何度も登場したり、ビデオメッセージを送り活動を称えるような行為までしていたという思慮の無さ加減、この軽薄さが、人を追い詰めてしまったように思う。

 

それに対して銃撃で報いるというのは、明らかに間違っているけど、弁護団も苦しんだ心情は理解できます、と述べていた。

山上容疑者は、持ち金が底を尽き、死ぬ前に何かしなくてはと考えたと供述してるそうだ。

映画のジョーカーみたい。

昨年以降、選挙の時に芸能人が投票に行きましょうと呼びかけている。

日本は民主主義を採る国なのだから、山上容疑者が与党議員と統一教会のつながりを許せないと不満だったなら、選挙で断罪する以外にない。

しかし、現実は安倍政権が8年続いたのだから、山上容疑者1人が苦しんでいることなど世間は気にもかけない、そんな思いを募らせたかもしれない。

 

実際、この事件を機に、多くの人が山上容疑者や他の統一協会信者二世の被害を話題にしている。統一協会への批判も起きている。

銃撃事件が、統一協会自民党議員との癒着に一石を投じたってことだ。

ここまでの大それたことをやらなきゃ、問題扱いしてくれない日本社会。

こういう殺傷事件を起こす人をネット上のコメント欄などで「無敵の人」と呼ぶらしい。

アメリカの銃乱射事件も最近頻発しているけど、日本社会も同じ構造になってきているから起きた事件なのでは。

 

こんな闇をかかえた社会は嫌だけど、この事件をきっかけに統一協会自民党議員との間に長く続いてきた闇が、統一協会を知らなかった世代に広く知れ渡ることになったことは、きちんと活かしていくべきだ。

これを単なる通り魔事件で済ませてはならないと思う。

山上容疑者のような人を二度と出さないため、与党の中に沈殿してる膿を出し切ってほしい。