おしゃべり好きワーママの話のタネ

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銀行のサラ金業

夫宛に銀行からダイレクトメールが。

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年利14.5%でお金貸しますよだって。

30万円で年43500円の金利収入。

 

みなさん、気軽に申し込んではいけません。

 

さて、この銀行の今日現在の預金金利は、

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普通預金で年利0.001%、定期でも0.002%

30万円を1年預けて、わずか3円の利息。。

 

お客様から年0.001%で預かったお金をその14500倍の金利で小口貸し付けしてるということ。ものすごい利鞘だね〜。。。

 

1億貸す時にこの金利なら年いくらの利息になるかを計算すれば、この金利がどれほどの暴利かが分かる。

もちろん、そんなの借りる人いないよね。

お金のある人からは銀行は高い金利を取りません。

 

お金に困っている人に、「急な出費に備えませんか。」という甘い文句で誘って暴利稼いでる、それが今の銀行や信金の業態。

 

銀行はこの利鞘で大儲けしているのだ。

貸し倒れたって平気。

サラ金やクレジット会社を保証会社にしていて、貸し倒れたらすぐに保証会社に払ってもらうのだから。

 

サラ金は総量規制というものが法律で定められたので、他社での借り入れを含めて債務者の総収入の10%までしか貸付出来なくなっている。

しかし、銀行はこの法規制の対象になっていない。

だから、サラ金で借りられない人を狙ってDMしたり、ネット広告ジャンジャンやって、小口融資を増やしている。

 

私が法律事務所で事務員として働き始めた20年前は、多重債務の相談者の借金の債権者は個人事業者でも無い限り、銀行なんてほとんど無かった。

サラ金から6件、10件と借りている事がほとんど。

その当時は、銀行はサラ金に融資をして儲けていた。

それが、総量規制でサラ金の融資に規制が設けられると、銀行自らサラ金業に参入。

逆に、個人への融資で儲けられなくなったサラ金は銀行の小口融資の保証業で保証料を稼ぐようになった。

こうして、サラ金と銀行はずっと持ちつ持たれつ。。。

 

最近10年ほどで、多重債務の相談者の債権者は、いわゆるノンバンクは1件、2件。

あとは銀行からのカードローンが何件も。

銀行は総量規制の対象ではないので、手取り16万くらいの非正規雇用の女性や若者が銀行のカード数枚作って、トータル500万くらいの借金を背負っている。

手取り16万の人が年18%の金利で50万円借りたら、完済するのはかなり難しい。

利息だけで月7500円。

月1万ずつの返済だと半分以上は利息で消える。

 

だから、次々とカードを作る。

銀行口座を持たない銀行でカードローンの申込だけだって可能なのだ。

サラ金と何が違うのだろう。

 

そして、多重債務者の代理人になった弁護士が銀行に受任通知を送ると、1ヶ月くらいで銀行から保証会社のサラ金に債権が移動し、債務者の債権者たちから銀行はいなくなる。

銀行、銀行、銀行、、、

     →   サラ金サラ金サラ金、、、

オセロで角を取った時みたいに、パタパタパタと債権者が塗り変わるのだ。

 

銀行で借りたつもりが、正常に返済できなくなったら債権者はサラ金に代わり、怒涛の請求を受ける。

 

裁判所に自己破産申立の書類出す頃には、債権者一覧表は私が法律事務所に入ったばかりの頃と変わらず、サラ金やクレジットカード会社の名前で埋まっている。

 

こんなことしている銀行が、預金の金利は0.001%と低利のままって、なんか胸くそ悪い。

「お金を預かってあげている」とでも勘違いしているかのよう。

その割には、私のところにも定期預金や投資信託の勧誘電話がかかってくるのだけど。