マイナンバーカードを作らせようとあの手この手の河野太郎さん。
マイナポイントに釣られるだろうとタカくくってたら思ったほど普及しなくて、ポイント付与の対象期限を2022年9月→12月まで延長。
(→それでも増えなくて2023年2月まで延長)
予想以上にカード発行が増えないことに焦ったようで、2024年に現行の健康保険証は廃止してマイナンバーカードに統一!という荒技に出た。
ポイントごときでマイナカード作らない私から見たら、、河野太郎ご乱心?とドン引きの沙汰だ。
こんな事まずムリでしょう。
2024年にもし保険証をムリやり廃止した日には、現場の大混乱ぶりをメディアが賑わって報道する光景が浮かぶのだけど…
河野太郎さん、こういう方針決める前に現場のアンケートとか取ったことあるかな。
医療従事者や国保を発行する自治体、社保協会なんかにヒヤリングしたことあるかな。
医療従事者でも自治体職員でもない私にすら想像つく混乱。
お年寄りや、情報に疎い人がマイナカード無しで病院を受診、ある日を境に病院受付で「こちらの保険証使えません」と言われ、テンパった受診者から、「病院代10割なんて持ってないし!今日は受診できないというのか!死ねというのか!マイナンバーカード?どうやって申請するかもわからないし!」等々、、保険証廃止に何の責任も無いスタッフは、当たり散らされ気の済むまで拝聴し続けるしかない状況に出くわす。
病院なんてどんな来客があるか分からないもの。
かねてから窓口にマイナカードで保険証使えなくなるよ、と貼り出していたって、あちこちで断られた受診者が来るかも。
認知症の親とか、知的障害などの親族の成年後見人になっている人が、それまでは毎年自治体から国保が届いていて、それを被後見人が入っている施設に郵便で届ければ済んでいたのが、マイナカードとの一体化によって、本人の写真とか揃えて申請したり、数年おきに更新したりの手間が生じる。仕事をしていたり、小さい子がいる後見人には大きな負担になる(親族が後見人のケースではたいていの人が無報酬でやっている)。
病院自体が、マイナカードと一体の保険証を扱うシステムを導入するほどの体制が取れず、高齢のお医者さん1人でやっていて後継者もいなければ、廃業するかも知れない。
マイナカードを作る時にマイナポイントの受け取りのためクレジットカードやキャッシュレス決済の情報を紐付けする必要があるので、やろうと思えばカードやキャッシュレス決済の利用歴を追跡することが可能だそう。
警察が捜査のために電話会社から容疑者の番号の利用明細を取るみたいなもので、よほどでなければカード会社は情報を権力者に開示しないのが一般常識ではある。
が、
ここ最近、政府の情報流出や総理関係者関与を疑われている案件の公文書の改竄など、常識がボロボロ崩れて来たことも確かなので、私たちが信じている常識を超えてプライバシーが軽々と侵害されるかも知れない日本。
実際には、国民がそう疑って行動を自ら自制すれば為政者には都合がいいそうだ。
現憲法下に作られた法律に反する行為を抑制するってだけなら、国民にはプラスだけれども、例えばネットでクレジット決済で何かを買うと、その履歴が調べられて当局に目をつけられたくないとか、就職に不利になるとか、そういう疑心から政府を批判した記事や書籍の購入を控える人も出てくるかも知れない。
そういう行動の抑制は、政府にとって都合の良い効果だそう。
マイナカードを作らせる事に必死すぎて、国民の不利益も顧みない手荒な手段に出た河野太郎さん(つまり、国民目線を欠いている)の思考回路を見ると、後者の意図もあるんじゃないのか?と勘繰りたくなる。。
それに、やたら日本政府がネットのセキュリティに疎そうなのもカード作りたくないと思わせる理由だ。
今のところ、作って利点があると思えることって何一つ無い。
たかだか5000pointが最初だけもらえるというのみ。
既にPayPayで6万point蓄財中の私としては(しかもポイント運用で1万point以上のマイナス🥲)、5千pointくらいじゃ魅力ない。
私はマイナカード、もうしばらく様子見です。