ここ数年、通勤中に読んでいる本。
「オリガモリソヴナの反語法」という小説が、凄く面白く、ストーリーが衝撃的だったので、著者の米原万里さんについて早速調べたら、もうお亡くなりになっていた。
それもガンと闘病されて若くして…😢
それまではテレビに出ていらっしゃったようで、私も見たことのあるお顔だった。
その当時に作家さんだという認識が無く、こんな面白い作品を書いてらしたことを知らなかったのは、、とても残念😓
Amazonで米原先生の著書を検索したところ、この本を発見。これほど衝撃を与える小説を描く方が「うちのめされる」本なんて!興味そそられないではいられなくて即ポチって購入。
読書日記のスタイルで数多くの幅広いジャンルの本を紹介されているけど、批評もかなり私好み🥰
語彙力も表現力も豊富で、どの本も読みたくなる。
紹介されている本のタイトルをAmazonで検索しては、欲しい物リストに追加、リストどんどん蓄積されている📚
実際、どの本のレビューも高い。
時々、紹介されてる本を先に読みたくなり、そうしていると、まだこちらの読書日記が読了できないでいるというわけ🐢
米原先生は日に7冊こなすほど読むのが早いそうだが、私にはどうやったらそんなことができるのか、理解不可能。うらやましい😙
打ちのめされる本の中で、私が速攻Amazonで購入したのは、先日悲しいことに他界されたペシャワール会の代表、医師中村哲さんの活動を密着取材したルポだ。
亡くなられる前に読めて良かった。米原先生に感謝😭
中村哲医師とペシャワール会の活動については、小泉政権の時にアメリカがイラク戦争を始めて、日本はそのアメリカを全面支援してしまい💦その影響で犠牲になった日本人の1人がペシャワール会の活動をしていた青年で、このニュースによって私は初めて存在を知った。お恥ずかしい💧
しかも当時は、青年海外協力隊と同じような印象で終わってしまっていた。
このルポを読んで、中村哲医師の活動にはただただ驚き😳
医者として日本で一生食べて行くのに困らない身でありながら、わざわざ、インフラ設備が整わず、食べ物も手に入らず、不便で不衛生な外国の片隅に出かけて行って、無料で医療を施し、更には井戸を掘って、住民たちが自分の手で自給自足の生活をしていける環境作りまで。
利益が何も出ない活動だし、中村医師には家族もいて、お子さんはまだ学校に通ってる年令だったから、家族も食べさせていかなきゃいけない・・・
活動費を得るために時々帰国しては、以前の勤め先だった福岡の徳洲会病院で出稼ぎされていたとか。
語彙の少ない私は、本の最初から最後まで、出てくる感想は、「すごい人」そればかり😅
もっと米原先生のような表現力が欲しい。
中村医師の活動、マザーテレサのようだな、、とフと気になり、Wikiで中村医師の生年月日をゲットして動物占いを調べたら、やっぱり🐯さん。
マザーテレサも🐯。
博愛主義なのだ。
それに、人間はみんな平等という意識が強く、上下関係なんかの垣根が無い人。
それから、米原先生ご推薦の小説、奥田英朗の「最悪」は大変だった😓
面白いけど、リアルな描写と緊張の場面の連続、読んでると主人公の心境がシンクロしてしまい、小説の世界に集中し過ぎて電車やバスを乗り過ごすこと数回😅
こんな危険な小説は初めて💦💦
読書は現実逃避できてリラックスや気分転換になるものなのに、この「最悪」は、読んでると目の前で映画見てるくらい興奮してしまい、疲労感すら覚えたな😅
ストーリーは超面白いんだけど。