私が独身の頃、実家の近所に住んでた(今も)保険のおばちゃんの話。
保険のおばちゃんとは個人事業主で保険募集する人で、収入はその月の契約件数(保障額でも変わるみたいだが)で増減するので📉、毎月一定の契約を取れないと翌月ガクンと収入が落ちる身ではあるが、成績いいと夫を凌ぐ高収入を稼ぎ、家を建てる🏠人さえいる🙄
実家の近所に住んでた保険のおばちゃんとの出会いは、母が犬🐩の散歩をしていて知り合った。物凄く動物好きな人で、当時飼っていたうちのプードルを「かわいい、かわいい💕」と愛していた。
それにしても、うちが引越して間もなく知り合ったと思ったら、母はこのおばちゃんと急激に親しくなって行ったので、私は不思議に感じていた。
その後、保険のおばちゃんと聞いて、妙に納得🤔うちの母、昔から保険好きなので。
と言うのも、バブル景気の頃、預金金利4%の時代の貯蓄型保険の利回りはかなり良かったからだ💹。
保険会社も景気が良く、配当金までついて銀行に預けるよりリターン良かったらしい。
母の話では、100万円の一時金を10年入れると満期には150万円になって戻って来たそうだ💴💴
お金持ちは金利で暮らせたらしいからね、今では考えられない、羨ましい🥺
実家が今の場所に引っ越した後すぐ、バブル経済が崩壊し、預金金利は1%を切った。
母は銀行に預けるより少しでもいい運用をしたい心理だったんだろう、そんな時におばちゃんに会い、お互いのニーズがマッチした感じ😓
おばちゃんも母のおかげでそこそこ成績をキープできたと思う📊。
母とおばちゃんの間だけで話が済んでるなら良かったのだが、、
私が社会人になると、おばちゃんは私もターゲットにしてきた😓
20代で健康に不安も無い人が自ら毎月数千円も保険料を払うなんてかなり珍しいと思う。私も必要性が分からなかったので保険など興味なかった。
この辺りから内心、おばちゃんをうっとうしく感じ始めた…
でも、こういう仕事が出来るってかなり神経が図太いはずで💪、「迷惑です」と口に出してきっぱり言わない限りは諦めない😞おばちゃんは生活がかかっているし仕方ない。
会うたびに、「あんた早く出世しておばちゃんを助けてよぉ!」が挨拶😓
私が笑ってやり過ごしていたある日、おばちゃんから私の携帯に電話があった📲
おばちゃん、すごく困った様子でこう頼んできた。「今月、契約取れなくってさぁ、、助けて欲しいの。あんたの名前だけ貸してくれない?あんたの使ってない通帳をおばちゃんが預かって、おばちゃんがそこにお金入れて保険料を引き落とすから。お願い、力貸して~〜」
ぜんっぜん気が進まなかったが😑とても困ってる感を出してこられたら断りづらく💦まだ25才だった私は、名前だけだし、保険料はおばちゃんが払うし、詐欺をするわけではないんだし、、、としぶしぶ承諾した😢
この出来事によって私は、おばちゃんの図太さに驚くことになる😩
それから数ヶ月後、保険会社から「保険料の引き落ができませんでした。」というハガキが届く📬
おばちゃんに電話してそれを伝えると、「払いきらなかったのよ〜💧でもね、この保険悪い内容じゃないから、あんたがそのまま掛けたらいいよ!」と言われた😳
、、オイっ!(心の声)
このぐらい図太くなきゃ、この仕事やれないよなぁ、って妙に納得😑
もちろん、私は口座に保険料を入金するわけはなく、その契約は失効になった。
保険料が払えなくて失効なんて、汚点だな・・・と後味も悪く、もう二度と頼みは聞くまいって決めた😥
しかし、更に驚いたことには、また数ヶ月後、おばちゃんから携帯に電話があり同じお願いをされたのだ🤯
いやはや、どうしたらそんなことできるんだろう💦
自分より20才以上年上のおばちゃんに私はつくづく呆れてしまった。
おばちゃんに会った時、私は何も気にしていないフリで大人の対応していたのだけど、それがかえっておばちゃんからナメられてしまったのかな…😢
さすがに、それをきっぱり断ってからは、同じお願いをしてくることは無かった。
会うと、「あんた早く出世しておばちゃん助けてよ〜!」の挨拶は言われたけど😓
うるさいよ(心の声)
そして、またまた数ヶ月後、そのころ私は実家を出て1人暮らしを始めていたのだが、ある朝、おばちゃんが実家に来て出勤前の母にお金を貸して欲しいと頼み込んだそうだ😥
どんな理由だったか忘れたが、母は同情して数十万円を貸してしまっていた。
私も過去にコツコツ貯めた貯金から親切心で友人に70万円を貸した苦い経験があり(返って来たけど)、以来、人にお金を貸す時はあげるつもりでなければならないをポリシーにしている。
だから、貸す相手によっても変わるが、あげて惜しくない金額しか貸さない。返って来なくても取り立てはしない。
これを母にも何十回も言っているのだが、母は理解しない。
貸す時は気の毒に思って相手を信頼して貸すのだが、100%約束通り返してくれることはない。
当たり前。
友達に金を借りるってかなりハードル高いことで、銀行やクレジットから借りれないほど破綻して切羽詰まっている証拠なのだから。
母にはそれが分かってない😥
返って来ないと、裏切られたと感じてものすごく腹が立つようだ。私は母が人にお金を取り立てる姿を見たくないので、貸したあなたが悪い、と説得してみるのだけど、母は「何で私が責められるのよ!」と頭に血が上って聞き分けない😞
最終的には、ボーナスから返してもらえたという事だったが、あれから母とおばちゃんのつきあいも切れたみたいだった💸
私もひと安心だけど。
仕事柄、保険代理店してて借金抱えて相談に来る人を時々見ることがあり、その度に思い出すエピソードだ。