おしゃべり好きワーママの話のタネ

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ボーイスカウト

長男は小学1年生から地域のボーイスカウトに所属している。

私は男兄弟の影響か、こういう野外活動やキャンプ🏕が大好きな子どもだったけれど、長男は幼い頃から外遊びがあまり好きではない子なので、男の子だし多少ワイルドな要素があった方が頼もしいかなと思い、年長の終わりに体験に連れて行ったところ、とても楽しかったようで「やりたい!」と本人が希望した。

 

ボーイスカウトの存在は私が子どもの頃から知っていたが、実際どんな活動をしているか、どんな組織かはよく知らず、大人が遊びながらキャンプの知識などを教えてくれるのかな〜ってフワっとイメージしていた🙄

 

入って知ったことだが、本来のボーイスカウト活動は小学校高学年からで、それ以前はプレ活動というか、小学5年の前半までがカブスカウト隊、小学1年以下、未就学児はビーバー隊と呼ばれ、それぞれの隊で違う日程で違う活動をする。

 

ビーバーの間は、忍者ごっこや潮干狩り、アスレチックや河川で思い切り遊ぶなど、子どもが楽しい時間を過ごすだけの活動で、長男は毎回喜んで参加していた😊

 

カブスカウトになると、ボーイスカウトの疑似体験という感じになり、班分けがあって年長の子が班長を務め、毎回の活動にテーマがあり、キャンプ⛺️、班ごとで研究発表📊、料理コンテスト🍳、劇を作って披露🦹‍♂️など、親も手伝いが増えて、若干忙しくなる。

家庭や隊の活動でクリアすべき課題をまとめたブックがあり📖、クリアする毎に章がもらえる🎖。この章は、各課題をモチーフにしたワッペンで、ユニフォームに縫いつける。

たいていの子が数多く章をとるため親子で頑張ってるみたいで、年を重ねるにつれユニフォームがワッペンでいっぱいになる。

ワッペンの少ない子は気づいたらフェードアウトしていて💨

カブ隊の最後の年、長男が班長を務めることになって、1つもワッペンが無いのはうちの長男くらいだということに気づいた(笑)

長男は、それを気にする様子も全くなかったし、私もこの章に全く興味が無かった🤣

 

このワッペン獲得の意味が、ボーイ隊になってやっと分かった。

 

去年の夏にボーイ隊に進級し、本格的に創設者が意図したボーイスカウト活動が始まったのだが、創設者は元軍人だそうで、その経験を基にこのボーイスカウトのルール作りをしていて、隊員が身につけるべき技能が階級ごとに違い、これをまとめたブックに沿って、技能習得のためにボーイ隊の活動をやる。

ほぼ月1キャンプだし、ブックの課題クリアのため、キャンプの場所も冬山だったり🏔、海岸だったり🏖、夏山だったり。

結構遠方になる。

 

技能は、火おこし🔥やロープの結び方🧶、テント貼り⛺️、方位磁石🧭の使い方、地図の描き方🗾、読み方、応急処置の知識💉、手旗信号🏳など物凄い数あるみたいで(めんどくさくてブックは開いたことがない😅)、このブックにある課題をクリアして行くと昇級する(らしい…)。

昇級しないとキャンプでできる仕事の範囲が増えないとか😓

章を多く獲るほど階級が上がる、、章を多く持っている事を評価される、、

じつに軍隊ぽいな…🤭

 

そう、カブ隊の時期のワッペン獲得はこの練習みたいなものだったのだ😧

他力本願で習い事と思って参加させていた私もいけないのだが、5年目にしてやっとボーイスカウト活動を理解した、っていうね😅

うーん、、入る前にもっと詳しくそこを教えといて欲しかったな。正直なところ、そんな活動と分かっていたら私は興味持たなかった🤫

 

、、身もふたもないこと言うつもりではないし、ボーイスカウトに参加させて意味が無かったとも全く思っていない🤗

 

長男にとっていろんな経験ができたし、友達との出会いもあったし、入れて良かったと思うことばかり。

親は忙しいけど…

きっと子どもは楽しい思い出満載だと思う😆

優しい隊長も恐い隊長も、口うるさいおばちゃん隊長も、とにかくたくさんの大人が子ども達に目をかけ、声をかけ、昭和の子ども会のような、大家族のような、そんな雰囲気は、平成後期生まれの子ども達にはあまり味わうことがない環境だと思う。

 

この5年、親子で毎年、あちこちに行きキャンプしたり散策したり登山したり、いっぱい遊んだ☺️

 

たくさんの指導者と関わって大人を見る目👀も養われただろうし、時間どおりに何かを進めるという集団生活の面倒くさいことにも耐性がついただろう。

ボーイ隊になると全て子ども達でやり親は関わらないので、異年齢の子と夜中まで遊べたり🌃

この5年ふり返って見て、何もマイナスな経験は無い。

 

私にとっても、育児が終わってもよその子の育成のために指導者を続ける隊長たちとの交流は、たくさん勉強になった😌

お子さんがとっくに成人している隊長から、「お父さんお母さんは今が子育て一番忙しい時だろうけど、僕がもう一度戻れるなら子どもが小学生のクソ忙しかったあの時期に1番戻りたい。だから今を楽しんで欲しい!」と言われた時は、あぁ、この話聞けただけで、子どもをボーイスカウトに入れた価値あったわ、、と目頭が熱くなった🥺

 

ただ、ね、、

 

私にとって、ボーイスカウトの本来の目的というか、創設者が目的とした技能を習得させ昇級させるということには、何の興味も共感も感じないんだぁ🙁

けど、隊長たちはそれは絶対のことで、ボーイスカウトの醍醐味はそこだと考えているし、習得する技能はこの先、社会に出ても生きてくることばかりでしょ!ぐらいに思ってそうで、

そこに温度差を感じることしばしば😓

 

こればかりは、人の価値観の問題だからしかたない。

創設者が元軍人という点で私との相性が悪いんだろう😛

ソフトではあるけど、忠誠心とか上下関係を重んじる風潮もあり、隊長は、中学校や会社に入ればタテ社会だから今からそれを身につけられるのよ、みたいな事を堂々と話すのだが、、そこには私は共感できない🤷🏻‍♀️

 

大学生の子どもがいる友達何人かにこの話をしたところ、「実際、中学校に上がると急に先輩に敬語になるから、そんな機会あるのはいい事だよ!」と言われたので、少し前向きに受け止められるようにはなったものの…

 

それでも、開会式、閉会式に国旗掲揚🇯🇵、降納があったり、ユニフォームの着用にやたらうるさかったり💦

私にとっては、どーでもいいと思ってしまう事なため、ユニフォームの着用に神経質になっている(隊長に叱られる、と)長男を見ると複雑…

 

ボーイスカウトの活動に参加させるのは長男にとっていい経験になると思うと同時に、活動は常にブックにある課題をクリアすることが目的になっていて、そこんとこは、「だから何?」「それが何?」という反発が私の心の片隅に常にぶら下がっているのだ🙄

他のお母さんから、「〜級取らなきゃでしょ?」みたいな話されるのだが、一応は話を合わせるものの、

内心「さっぱりわかんない、何それ?」って心境。。 

そこのとこも疲れてきたな🤤

 

しかし仕組みがこれなので、昇級しないままだと長男は中学生になってもキャンプで料理も作らせてもらえない、みたいな目に遭ってしまう😩

 

その側面を見るにつけ、「じゃ辞めちゃって家族や友達と自由にキャンプしたらいいじゃん」という気持ちが強くなるのだ😞

 

悩ましいね…

 

とは言え、この夏なんか、海キャンプでちょうど台風の影響により波が荒くなってて、年上の子たちとスリリングな海で思い切りはしゃいで、「お母さん、楽しい!」などと満面の笑み😆で私に言ってくる長男を見ると、「ボーイスカウトしてなかったらこんな経験できないよなぁ〜」と、しみじみ🥺

 

みんないい子だしね✨

 

近所のソフトボールチームにでも所属していたら違うんだけど、そんなタイプじゃない長男は、日ごろ同学年の友達か年下の弟や従弟しか周りにいないので、ボーイスカウトで年上の子や若い隊長と一緒に過ごせる経験は貴重だ。

 

そんな、複雑な思いで6年目突入✨