私が子どもの頃、両親は共働きでカギっ子だったので、この話にはとても共感し好きな本だった。
これは、カギを落として家に入れなくなった男の子の前に現れた不思議なおばあさんのお話🗝
私は慎重な子どもだったのでカギを落としたことは一度も無いが、
私の兄は軽率な子で、持って出ると必ずと言っていいほど無くして帰っていた😫
まだ今と比べると防犯意識の低い昭和の後半📺
兄に鍵を持たせられないということになり、
仕方なく、物干しのポールを差している石の土台があって、その裏面が少しくぼませてあって隙間があるので、その隙間に鍵を隠すというルールになった。
家に帰ると、その土台の下を覗いて隙間に隠された鍵を取って家に入っていた。
あの時期、鍵を植木鉢の下に隠したり郵便受けに入れておいたり📬よくある話で、たまたま空き巣や変質者から狙われず済んだ👣
今より近所に専業主婦の家庭が多くて、近所みんなが顔見知りだったからだろう👀
時々、家に帰るとその土台の隙間に鍵が無いことがあった。
大雑把な性格の母が置き忘れていたり、身勝手な兄が遊びに出る時に鍵を持って行ってしまったり😣
そして、兄はお約束のように持って行った鍵を失くして帰った。
玄関の鍵が最後の1本きりになり🔑一時は勝手口の鍵を置いていたこともあったが、
兄はこれも失くして勝手口のドアノブごと鍵交換が必要になったこともある😱
こんなだから、鍵が無くて家に入れず、家の庭でひたすら家人の帰りを待った経験はたくさんある⛺️
平日は学童があって5時過ぎにしか帰らなかったので待ち時間は短かったが、
当時、土曜は午前中だけ学校があっていて、お昼に帰って鍵が無いと最悪だった。
母は保育士をしていて、土曜日でも夕方4時過ぎないと帰宅しなかった。
携帯電話も無い時代。
幼い私は、ランドセルを玄関に置いて🎒家の周りをウロウロとヒマつぶしていたものだ🥺
土曜は給食も無いのに。
親になった今、私には考えられない🤷🏻♀️
本当は合鍵がすぐに作れたと思うけど、
あまりにも兄がすぐに失くすので、
親も合鍵作るのがバカバカしくなったのだと思う🤦🏻♀️
鍵が無くてうちに入れない切なさ、不安、、かきばあさんの登場はそんな子どもには救世主✨
うちの中に入ることができた時の主人公の男の子のホッとした気持ちに私は痛く共感しながら読んだものだ。
更におばあさんから好物を料理してもらえて、デザートには大好きなイチゴまで🍓
お小遣いで好きな物も買えなかった私にとって、
最高のおばあさんじゃないか!
大歓迎でしょ!
と思ったものだ👵🏻
ホント、この展開が好きで何度も読んだなぁ。
小学校高学年になってからは、母方の祖母がしばらくうちにいて、ぜんぜん鍵の心配がいらなくなったが、
高校生になって1度だけ家に入れなかったことがあった。
それも冬☃️雪のちらつくクリスマスイブ🎄
デートの予定も無い私は、仲良しの女子4~5人と学校帰りにマックに寄ってキャピキャピとおしゃべりをし🍟🥤
おそらく夕方6時くらいに帰ったと思う。
その時期、祖母が病気で入院していて🏥母はよく看病に行っていたのだけど、
もう母が帰っていると思ったら、家の中は真っ暗で、私は鍵を持って行っておらず、入れない💦
1時間くらいすれば帰るだろうと思い、近所を自転車で本屋やコンビニを周り…🏪
7時頃戻ってもまだ家は真っ暗😭
制服なので厚着していなくて、冬の夜空の下に2時間近くはさすがに凍えた🥶
高校生にもなって本気で泣きそだった。
しかもクリスマスイブにね…
きっと君は来ない、1人きりのクリスマスイブ♫
の歌詞そのままだな〜😭って。切なかったな🌬