なかなかストレートでドキリとするタイトル。
子どもの頃自宅にあった児童書。
私はこのストーリーが大好きで、何度も何度も読んだ。
だいたい気に入った本は何度も読むのが好きな子どもだったのだが。
私が当時、この本にそれほど食いついたわけは、
主人公の女の子が自分に自信がなく、
母親が姉ばかりを評価して自分に対する評価が低いと感じているところや、
とても仲のいい同級生の男の子がいて、母親がその子と遊ぶのをよく思っていないことに気づいているところなどに
何となく共感したから😌
小学校の低学年頃って、余程デキの良い自信過剰なお子さんでない限り、
母親に対するこういう心理は少なからず経験あるんじゃないかと思う。
日本は私の子どもの頃も今も、スポーツや学校の成績がその子の価値を決めてしまう社会だと感じる😅
私には2つ上の兄がいて、兄は活発で球技が得意、
ユーモアや愛嬌があって友達が多かった。
母は兄と会話が弾み、兄が言うことにはよく笑っているように私は感じていた。
それに比べ、私が話しかけると、たいてい母は生返事が多く、後で言った言わないでよく衝突した😞
私は、母は私の話すことには関心が無いのだ、私は兄のようにお母さんにウケる冗談が言えないから楽しくないのだ、
とぼんやり感じていたものだ😑
更に、母は我が子は根が真面目な正直者と信じているところがあったため、ちょっと大人から見て擦れたような友達に対し、色眼鏡で見るところがあった🕶
母子家庭で育った母自身には、そんな分け隔てをしているつもりも悪気も無かったのだろうけど、
無意識に反応して顔に出ていた。
子どもはそれを敏感に感じるものだ。
また、母は歯に衣着せぬ言動が多い人だ。
私の友達の前で余計なことを言う母にいつもピリピリと不満を感じていた。
比較的楽天的でいつまでも少女のような感性を失わず、小さな事は気にしない。
私はとても気にしぃな子どもだったので、お気楽な母に「何もわかっていない!」とイライラしていた気がする😓
本に登場するお母さんは、私の母とはだいぶキャラが違う。
勉強のデキにうるさい、いわゆる教育ママタイプ👩🏻🏫
この児童書の面白いところは、そんな母と娘の気持ちがすれ違っている毎日の中、
主人公の女の子がついにある出来事でお母さんにブチ切れてしまい、一切口をきかなくなってしまう🙊
それも夏休みの間じゅうという根気のいる勝負をして、
最終的に女の子が勝つのだ🏆
この主人公は、私以上に親に自分の気持ちを言えていない子で、黙るという手段で親に抵抗したのだろう🤐
ちなみに、主人公は父親のことはとても好きなのだが、父親は単身赴任でほとんど登場しない。
この本の影響を受けて、私もたびたび、母と一生口を利かない😡と思う出来事があったのだけれど、
私の意思はこの主人公ほど固くはなく・・・😅
どんなに頑張っても数時間が限界だった⏳
子どもはそんなに怒りの気持ちが続かないらしい。
そのうち、どうしても母と話したい用事ができてしまうのだ。
子ども心にすごく理不尽に怒られたりして😢
今度こそ!絶対ごめんって言うまで口利かない☹️
と決意するのだけど、
私が無視しているなんて母が気づかないうちに私の熱い決意が冷めていき😦
何のためにこんなに頑張っているのだろう、すごく不便なのに・・・
と諦める。
その繰り返しだったのをよく覚えている。
私自身は、自分の子に似たような思いをさせていないかな?と、時々気になるので、この本をアマゾンで見つけて購入し、読み聞かせてみた。
ストーリー、全く息子らには響かず😓
息子ら、この主人公の気持ちには共感しなかったようで、本好きな長男は「面白い」と感想を述べていたけれど、
私のように何度も読み返したくなることはなかったらしい。
親子でも感性違うんだね、こんなに一緒に過ごしてるのに。
いや!私は子どもたちの心を理解できているとか⁈😃
・・・そんなことはないないない😅