とても古い標語を題名にしちゃったけど😅
座間市の猟奇殺人の法廷のニュースを見ていて、なんとなく呼び起こされた記憶のお話。
猟奇殺人とは程遠いけれど、こういうニュースを見ると、若い時って自分にも紙一重な出来事は色々あったよなぁ🤭、、と、あの時もし…みたいな想像して背筋がゾクっとしたりする😰
まだ23才のある夏の昼下がり、友人と街中の大きな公園で何をするわけでもなく2人でぼぉ〜と時間を潰していると、知らないおじさんから、「~~(忘れてしまった)って知ってる?」と話しかけられた。
😒😒😒
見たところ、魅力のない、小さくて細くて色黒で、服装は高級感も清潔感もみじんも無く、夏なのにニット帽をかぶった、明らかに定職など持たないであろう怪しさ満載のおじさん。
私は決して愛想良くもせず、適当に返事をしたのだが、なぜか立ち去らずあれこれと会話を続けてくるおじさん😒
あくまでも私は距離をとって、適当に話を合わせていたが、おじさんの話は終わらない😓
当時、私は大学を出て入社したホテルの仕事を1年で辞めて実家に戻り、お金を貯めて留学すると決めて効率よく稼げそうなとあるノルマのあるアルバイトをしていた。
若くてそういうプレッシャー抱えてたから、見知らぬ人と話すことに警戒心はありつつも、場合によっては契約に結びつくタナボタあるかも・・・という期待も4割くらいあって、当時は、飲みに行ったり夜遊びしていて声をかけてくる見知らぬ男性がいると、私にしてはかなり頑張って、会話していた記憶がある😅
それでこの時も、
「気持ち悪いな。うっとうしいな😥」
と内心思ったが、あまり邪見にもできず探りながら会話を続けた。
今思えば、おじさんの話は笑えるほど大ボラ🥱
自分を資産家とアピールするのに終始していた。
「自分は古道具屋をしていて、あちこちのフリーマーケットに出店して日に2~30万を売り上げている。」と。
売っているものを聞くと、
「のらくろのビンテージの人形」と言っていた😓
笑ってしまうのは、売っている商品の話が「のらくろ」一点張りだったこと🤣
いやいや!のらくろ、そんなに人気か⁈って心で突っ込んでた😛
そののらくろの人形がすごく価値が高く、1体数万円するものだけど「2、3千円で売ってる。俺もあんまこだわりなくてさー、まぁいいやって安くしてやってるよ。」と、
それが気前いい金持ちに映るとでも思ってるのか😟得意げに話していた。
もうけなしで日に売上30万円って…
ただの計算できないおバカさんでしかないのだが🤣私が会話を合わせるもんだから、おじさんは若い娘を騙すなんて簡単とでも悦に入っていたのか、作り話をいつまでも語って来た。
「この近くにマンション持っててさぁ、当時5千万円くらいだったかなぁ。俺は他に家あるし、広くて1人で住むにはあれだから、若い子の友達多いからさぁ、自由に使っていいよって言ってカギも渡してて使わせてるんだよ。友達呼んでよくパーティしてるよ。俺はそんなの興味ないから若い者に好きにさせてるけどさぁ。」とも言っていた。
若い友人が多いと言えば、私たちが心を許すとでも思ったのだろうか。
若い友達なんてそのおじさんにいるはずないのは一目瞭然なのに😒
なぜこんなに見た目とのギャップが大きすぎる嘘ばかり言うんだろう・・・と不思議だった。
だんだん嘘にうんざりしてきたが、おじさんは余程ヒマ人らしく話を終わらせる気配がない😥
どうやって切り上げたらいいのか…
そこは若くて私たちも判断しかねていた。
そうすると、更におじさんは、「フリーマーケットの店番のアルバイトやらない?ただ座ってるだけでいいよ。1日1万払うよ。」と言い出した。
そもそも、さほど需要無さそうな中古ののらくろ人形が唯一の売り物というマニアックな店で、アルバイト代1万円も払っていたら赤字だろうから、デタラメだとは思った。
どちらにしろ友人と2人で行けば何も怖くはないし、本当にフリマの店番で日給1万円もらえれば楽勝だと浅はかな考えで「2人ならやる。」と返事をした。
するとおじさん、「電話番号教えて。」と言う。
私の携帯を教えると、結局、電話番号ゲットが長い虚言の最終目的だったのか、すんなりと私たちを解放してくれた🙄
電話番号教えてよかったかな・・・と少しは気にかかったが、とにかくおじさんとの話を終わらせたかったし、フリマのバイトを言って来たら友人と2人で行って1万円ずつもらえばいいんだし・・・と不安を打ち消した。
まだスマホなど遠い未来の話で、当時の携帯電話は単純に通話機能のみで、個人情報を抜かれるという心配も無かったし😅
自宅の電話番号と違い、知らない人に番号を教えることに抵抗はあまり無かった。
その数時間後、自宅に帰った私の携帯にそのおじさんから早速電話がかかって来た。
「さっきのアルバイトの話だけどさぁ、自分1人で来れない?やっぱ、店番に2人もいらないんだよね。」と言う。
出たよ😒
1人で行くわけないじゃん!
とカチンと来て、
「いや、2人でできないんなら行きません。」と断ったが、
「1人はいてくれた方が俺も助かるからさぁ。自分だけ来れない?1万5千円でもいいよ。」と食い下がるおじさん。
何なの⁈その必死さ😑と気持ち悪くなり、
「いや、1人では行きません!」と突っぱね、諦めさせた。
思えば、あのどう見たって金を持たない小さく貧相なおじさんから、金額上げれば騙せるとみくびられていたと思うと、腹立たしい😤
これ、もし私が気が小さくて断れず、1人でノコノコ呼び出された場所に行ってたら…って考えたら怖い。
荷物取りに行くだの言って車に乗るよう言われてももう断れなかっただろうし、家の中に荷物あるから、、とか言われたらバイト代1万も貰う身としては荷物を運ぶために家に上がっただろうし🥶
そうやって大人に適当な理由つけられて監禁されたり、、って映画でありがちじゃない⁈
考えすぎかしら😅